2021年07月02日 09:00

薬を飲んで体の状態を調べるだけのバイトに応募したら…(体験談)

読了時間:約 3

投稿者:インカ帝国 さん(男性・20代)

俺が大学生だった頃に体験した謎すぎるバイトの話。
そのバイトとの出会いは自宅アパートのポストに投函されていたバイト募集のチラシがきっかけだった。
「短期間で高収入!薬を飲んで体の状態を調べるだけの簡単なお仕事です!」
みたいなことだけが書かれていて、具体的な作業に関する記載は無かったと思う。

当時夏休みにも関わらず金欠で遊びに行けなかった俺にとっては好都合な案件だった。
俺は早速チラシに書いてあった連絡先に電話してみたんだ。
電話にはガラの悪いおっさんが出た。
それから俺はバイトに応募したくて電話した旨を伝えた。

「あぁバイト希望?じゃあ○月×日△時に履歴書持ってウチまで来てくれる?」

おっさんは俺に日時と集合場所を伝えると一方的に電話を切った。
正直、この時点でやばいバイトなんじゃないかと薄々は勘付いていたんだ…

バイト当日。俺は電話で指定された場所に向かった。
住所を念入りに確認しつつ到着した場所は薄汚い雑居ビルだった。

「薬を飲むバイト」なんて書いてあるからてっきり病院みたいな場所でやるもんだと思っていた俺は拍子抜けした。

ビルに入り言われた階まで上がり来客用の内線に連絡を入れる俺。
しばらくすると40代ぐらいでガタイの良い、グレーのスーツを着たおっさんが出てきた。

おっさんはしばらく俺の身体を嘗め回すように見てたかと思うと、
「よし、じゃあ早速仕事してもらうから付いて来て」
「あ、あの…履歴書持ってきたんですけど…」
「ん? あぁ、貰っとくわ」

そんな感じでろくに面接もせず即決でバイトをすることになった俺。
おっさんに付いて行ってしばらくビルの中を歩き、辿り着いたのは4畳半ぐらいの広さの物置き場みたいな部屋だった。

「ここキミの部屋ね。じゃあ薬持ってくるから適当にくつろいでて」
そう言っておっさんは部屋から出て行った。

怪しさ満点すぎて帰りたい気持ちを抑えつつ、とりあえず部屋の中をぐるっと見渡す俺。
部屋の中にはテレビ、小さめの冷蔵庫、もうずっと干してなさそうな布団が置いてあった。

そういや俺以外のバイトっていないのか…?
なんて考えているとおっさんが薬と紙コップを持って戻ってきたんだ。

「はいこれ薬ね。1日1回飲んでもらうから。早速今日の分飲んで」

俺は内心疑いつつもおっさんから渡された怪しい薬を飲んだ。
特に変な味はしなかった。
市販の風邪薬みたいな風味だったと思う。

「はい飲んだね。じゃあ次はこの紙コップに精液出して」
「…はい?」

俺は思わず聞き返してしまった。
「精液だよ精液! ザーメン! わかるだろ?」
おっさんはちょっとイラつきながら答えた。

「いやそりゃわかりますけど…これに出すんですか?」
「そうだよ。これで薬の効果を確認すんだよ」

薬の効果って飲んでからこんなに早く現れるものなのか…?
などと考えているとおっさんが切れ気味に言ってきた。

「オラ早くしろ!んだよ俺に抜いてほしいのかぁ!?」

さすがにそれは嫌だったので俺はおっさんに部屋から出て行ってもらって、一人でシコシコと紙コップに射精した。
(オカズが無かったから辛かった…)

それから自分のザーメン入り紙コップをおっさんに渡したんだ。

「おう、これから毎日採取することになるからオカズ必要だったら前もって言ってくれ。雑誌とかなら用意すっから」

紙コップを渡したあとはやたらフレンドリーになるおっさん…
それからバイトが終わるまでの数日間、俺はほぼ部屋に監禁状態で毎日精液を採取されたんだ。

部屋から出るのはトイレとシャワーのとき以外禁止で、三食はおっさんが弁当を買ってきてそれを食べてたな。

監禁状態は辛かったけど作業と言える作業は薬を飲むのと精液の採取ぐらいで、それ以外の時間は本を読んだりして時間を潰すだけのめちゃくちゃラクなバイトだった。

バイトの最終日になるとおっさんから手渡しで給料を貰った。
詳しい金額は内緒だけど、その後夏休みの間は一切遊ぶ金に困らなかったと思う。

あれからもう数年経つけど薬のせいで体が変になったとかは特に無いっす。
ただ、今振り返ってもあの精液採取だけは本当に謎だった。
何か変なことに悪用されてなきゃいいんだけどなぁ…

コメント (0)
コメントする