2017年05月01日 21:00

続・【萌えバナ】一緒に風呂入って一緒に寝てた幼馴染が…(体験談)

読了時間:約 5

【萌えバナ】一緒に風呂入って一緒に寝てた幼馴染が…(体験談)

その気持ちを引きずった俺は、柄にもなく塾に通うことにした。
少しでもいい学校を受験して、チトセに負けない兄貴になりたいと思った。
この時は自分が情けない+兄として負けたくない、というプライドの方が大きかったと思う。


そこから友達にガリ勉と言われるくらい塾と勉強をこなした。
毎日毎晩家でも4時間5時間勉強した。

3年になって成績も上がって、これなら県内でもかなり上位の高校が狙えるとまで言ってもらえた。
この間俺は変な意地でチトセに会うこともしなくなってた。
俺が塾にいってるときに、チトセが遊びに来たことがあったが入れ違いで会えなかったことが一度あった位。

受験はかなり厳しいと言われた第一志望に奇跡的に合格してその頃にはなんでこんなに勉強したのかわからなくなるくらい勉強をすることがなんの苦にも感じないくらい当たり前になってた。

そして俺が高校2年。
俺が友達と話していると友達の一人が
「なあ、あの子可愛くね?」
とベランダから階下の一人の新入生を指さした。

「どれ?」
と別の友人が乗り出して聞く。
俺も軽く頭をだして覗き込む。
「ほら、あの3人組の」
俺は3人組を見つける。
「髪の長い」
俺は髪の長い子を見る、後ろ姿は確かに期待させるものがある。
「顔が見えないな」
と友人が言った瞬間何かおもろかったらしく笑いながら振り返った。

「!!!」
「うおっマジで可愛な」
「ブス専の田嶋にしてはいいセンス」
「なんだと?」
とヤイヤイ騒ぐ友人たちの横で俺は黙り込んだ。
間違いなくそれはチトセだった。

すぐにわかった、信じられないくらい大人っぽく見違えたけど笑うときに片目をウインクみたいにして閉じる癖とか
冗談を言うとき少し顎を引いた感じで話す仕草とか、遠目から見てもすぐにわかる。

何よりメガネのない少し若いチトセのお母さんというくらいそっくりだから間違いない。
あれで髪をまとめてメガネをしたら姉妹で通る。

その日の放課後部活で新入部員の挨拶があった。
俺はテニス部で、新入部員の中にチトセがいた。
チトセはテニス部の男どもに注目された、他に可愛い子も結構居たけどね。
兄の欲目というか俺はチトセが一番だとおもったが。

部員の連中と話をしてるとトコトコとチトセがやってきて自然に話しかけてきた。
「久しぶり、お兄ちゃん」
今まで全く連絡をとっていなかったのにまるで数ヶ月くらいしか会ってなかったくらい自然な感じで話すチトセに戸惑った。

なんて言えばいいのか分からず
「お、おう・・ひさいぶり・・」と噛んだ。
「ふふ」
なんてこった、そのチトセのお母さんの魅惑の笑い方を会得してらっしゃる。
「おいおいおい!!お前の妹なの?!」
「あれっでも苗字違うくね?」
まあそうだわな。
「あ、これはですね!」
大声で友人が騒ぐので全部員がさーっと俺たちに注目するので声が裏返る俺。
「なに敬語になってんだよ」
と冷静に突っ込む友人。

「お兄ちゃんと私は小さい頃から一緒の団地で小学校までずっと一緒だったんです。」
とっても大人っぽい落ち着いた話し方、ピンとした背筋に何処か自信を感じる。
「げえっ!それって噂にきく幼馴染?!」
「きゃーロマンチックー」
馬鹿な友人がオカマみたいなイントネーションでリアクションする。
「くそっいいなお前!」
と先輩までも話に加わって俺をヘッドロック。
「痛い痛い」

という感じでしばらく幼馴染エピソードを肴に散々からかわれた。
チトセは終始ニコニコ受け答えしてた。
帰り、すっかり二人で帰ることになってしまった俺はチトセと二人歩きながら話をした。

「びっくりしたよ、入学してるなら教えてくれよな」
「ふふっ内緒にしてびっくりさせたくてみんなに秘密にしてもらったの」
「ってことは俺の親父とか母ちゃんも知ってたの?」
「うん、去年の暮れにはお話してたよ」
「くっそー俺だけ知らなかったのかよ・・」

そういえば去年の年末、クリスマスに初デートの女の子に振られて落ち込む俺に母親が意味ありげに
「来年はあなたきっと良いことあるわよ」
とか言ってやがったなと思い出す。

「家は何処なん?」
「ふふっさー何処かな」
懐かしい片目をつぶって笑う癖
「なんだよ、教えろよ」
そんな風に言いながら俺はチトセがまるで同じ年みたいに話してる事に驚きつつもなんだか少し嬉しくなってた。
そうこうしてる間にチトセは俺の家の前まで一緒に来てしまった。

「おい、ちょっと待ってろよ、カバンおいてくるから、家までおくっていくぞ」
「いいよ別に、ここから近いから」
「でもさ、結構暗いし」
「んーじゃあお願いしちゃおうかな、お兄ちゃん」
「おう」
その笑顔を見て俺はなんか凄くドキドキしてた。

それまでも好きな子はいたけど、経験がないくらいドキドキしてて俺はもう末にチトセに恋してた。
ヤバイくらい可愛く見えてヤバいくらいドキドキで、もう好きすぎて後から布団の上をゴロゴロしたくなるくらいに可愛かった。

「でさ、お前んちどこなんだ?」
と歩き出して聞くと
「うん、そこだよ」
とチトセが指差したのは俺の家の斜め向かいの新築の家だった。

確かに1年前からトンテンカンしだして数日前に引越し業者がきてたけど・・。

「・・・・・」
「ふふ、だから近いから送らなくてもいいって言ったのに」
と片目つぶっていたずらっ子のように笑う。
「お前そんな風だったっけ?」
自宅の玄関に入っていくチトセの背中に言葉を投げる。
「ふふ、仕返しだよ」
ドアから顔をだして言うチトセ。
「仕返し?」
「だって、全然会いに来てくれないし連絡もくれないんだもん」
「・・・・・・」
「私すっごい寂しかったなぁ」
そう言うとバタンとドアをしめてしまった。
「・・・」

俺は寂しかったの意味をグルグル考えながら家に戻った。

「あら、お帰りなさい、チトセちゃん美人だったでしょ」
と居間で俺の顔を見るなりみかんを食べてた母が笑う。
「見てた?」
「貴方が鼻の下伸ばしてる所バッチリみたわ」
「知ってたんなら、教えてくれよな」
「あら、私もお父さんもあなたよりチトセちゃんの味方だもの」
そう、我父と母は昔からチトセラブだった。

「ひでぇ・・」
「ほら、さっさとお風呂入って支度して頂戴」
「なんか予定あるの?」
そういえば時間なのに食事の用意をしていないしうっすら化粧して着替えてる母親に気がつく。

「もう、さっしの悪い子ね、お父さん似なんだから」
「チトセちゃんの入学祝いでこれから綾子さん(チトセのお母さん)たちとお食事にいくのよ」
「お父さんは仕事帰りにそのまま合流するから、あなたさっさと準備して頂戴」
「汗臭いわよ」
「へいへい・・」
そう言って風呂場に行く。

「チトセが俺と同じ高校にきた!」
母親の手前ポーカーフェイス?を装っていたが誰もいなかったら風呂場で歌でも歌いたい気分だった。
意味もなく風呂の水をバシャバシャ叩く。
「ヤバイ超可愛かった!」
心の中ではチトセ可愛いチトセ可愛いの繰り返しだった。

2年会わないあいだにあんなに大人っぽくなっちゃうものなのだろうか。
もはや別人だった。

つづく
※現在捜索中(管理人)

コメント (1)
コメント一覧
  • 1. マジエロ名無しさん  

    続きが見たいよ~

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