2017年05月08日 21:00

21年ぶりに父親と再会した結果…(体験談)

読了時間:約 3

21年ぶりに父親に会いました。

私が3歳の時に離婚して母親のもとで育ったので、
お父さんの記憶はほとんどありません。

小学校に上がる頃には母親か再婚して、新しくお父さんができました。


その頃の思い出は、人見知りのせいもあって
正直、この人ずっといるのかなぁーって思ってました。

そのうち弟がふたりできて、両親は弟達ばっかり面倒見てる感じでした。
私はじゃまなのかなぁとか思ったこともありました。

離婚した理由や、ホントのお父さんのことは聞いてはいけないと思ってました。

私は18歳で県外の短大に行き、就職もしました。
ある日仕事帰りの駅で、いきなり名前を呼ばれました。

目の前には、40歳ぐらいに見えるスーツ姿の人が立ってました。
下の名前を呼び捨てで呼ばれたので、頭はパニックで、誰?誰?と考えながら、
すみません。どちら様でしょうか?
と答えるのが精一杯でした。

その人は私の顔を暫く見て、声を詰まらせながら、
すみません。人違いでした。
と言って人混みに消えて行きました。

そして次の日もその次の日も駅で、その人が立っていてキョロキョロしてるのを見かけ、私は逃げるようにその場を去りました。

でも、なぜか気持ち悪いとか、怪しいとは感じてなくて、
困ってるのかなぁ?誰か探してるのかなぁ?
と言った感情でした。
今度も居たら話かけようかなぁ。
人も多いし駅中なら安心かなぁ。
そう思いながら駅に着くとその人はいませんでした。

そしてその次の日、今度は大荷物でその人が立っていました。
私は意を決してその人の近くまで歩いていくと、私を見つけ、その人の表情はだんだん緩んで、子供をあやすような優しい優しい顔になり、少し笑ってるようにも見えました。

その人の前まできましたが、話かけられることなく通り過ぎ、少し歩いてから振り返ると、はっきりと私を目で追ってました。

ひょっとしてお父さんかも。
なぜか急にそう思い、その人のところに戻って、
何か困り事ですか?と聞きました。

その人は、びっくりした様で、イヤ。すみません。と、
暫くして、今から新幹線でかえる所でお土産なにがいいかな?
と言いました。
私はお土産を案内して私が好きなお菓子を進めました。
すると5箱も買って、3箱はお礼だと言って渡されました。

私は勇気を出して、お父さんですか?
と聞きました。その人は、涙を浮かべ、黙って何度も何度も頷き、
ゴメンな。本当。ゴメンなと、声を詰まらせ、大粒の涙をボロボロとこぼしました。

私も泣きながら、お父さん。お父さん。
と何度も言いました。

お父さんは、目を真っ赤にして、話をすることができて嬉しいと言ってくれました。
私は泣きながらお父さんの手を握りしめたままなにも言えませんでした。

それから喫茶店で2週間ぐらい話しました。
お父さんは、今一人暮らし。
お父さんが原因で離婚。
母が再婚してからは出入りも禁止だったそうです。

高校3年まで体育祭や、文化祭とか、毎年こっそり見に来てたと照れながら話してくれました。
新しい家庭があるから、迷惑になるからとこっそり会いに来てくれてたみたいです。

私は連絡先を聞き、またいつか会う約束をしました。
次は結婚報告かなぁ
とお父さんは優しい笑顔で言ってました。

お父さん。遠くてなかなか会えないけど、会えなくても、私のお父さんだよ。
お父さんそっくりのパッチリな目、気に入ってるよ。
お父さんそっくりの色白助かってます。
お父さんゆずりの高い身長もいいでしょ。
でもお父さんゆずりの人見知りは、お互いなおそうね。

来年の夏も会いにいくね。お父さん。

コメント (0)
コメントする