私は20代中盤の頃に今の旦那と結婚したのですが、旦那の実家で行われた結婚式があまりにも奇抜なものだったものでこちらに投稿させて頂こうかと思います…

旦那は東北の人里離れた山奥に家を構える農家の出身で、大学を出たあとは都内の企業で会社員をやっていました。
ちなみに私も結婚するまでは旦那と同じ会社に勤めていて、彼とは社内恋愛を経て結ばれたんです。

旦那は長男だったため、結婚したら実家に帰って家業の農家を継ぐ約束を両親としていたらしく、私もそれに付き合う形で彼の実家に住まうことに。

結婚式は旦那の実家近くにある大きな神社で執り行われました。
式の参列者は親戚一同のみ。

本当は友人らも呼びたかったのですが、彼と彼のご両親の強い希望により身内だけでひっそりと式をあげることになったんです。

今思えばこの時点で不審に思うべきでした…


当日、式は滞りなく順調に行われました。
式の終盤になり、斎主(神主さん)が祝福の言葉を告げた後に"それ"はやってきました。

突然、ポンポンと和太鼓を叩く音が神社の中に鳴り響きました。
それから間もなくして、なんと全裸の男たちが列をなして神社の奥から現れたのです。

人数は5、6人ほどでしょうか。
全員が天狗のお面を付けて顔を隠していました。
彼らは唖然とする私の前に横一列で並び、何も言わずに腕を組んで仁王立ち。

「ちょっと…なんなのよこれ…」

あまりにも意味不明な光景に恐怖を覚え、思わず旦那に話しかける私。
しかし、私はここで気付いてしまいました。
ついさっきまですぐ隣にいた旦那がいなくなってるんです。

なにこれ?どういうこと?

頭の中が完全にクエスチョンマークで埋め尽くされている私をよそに、斎主が私に対してこんなことを言い出したんです。

「それではこれより、新婦の方には"男根の儀"を受けて頂きます」

男根の儀??なにそれ打ち合わせの時は聞いてませんけど??

困惑して親族の席にチラっと目をやると皆ものすごく真剣な顔…
うちの両親にいたっては泣きながら私を見つめています。

「新婦の方、前へ」

理解が追いつかないまま、とりあえず言われた通り前に出る私。

「この男衆の中にひとり、あなたが先ほど神に愛を誓った新郎が混ざっています」

「えー…」

「新婦は男衆の男根をまさぐり、その中から愛する人を探し当ててください」

「……」

もはや言葉も出ない私…
男根って…おちんちんのことよね…?
この中から旦那を当てろってこと…?

っていうかどう見ても右端の男が体格的にうちの旦那なんだけど…
わかってても触らなきゃ駄目なのこれ…?

「さぁ、怖がらずに!」

いや怖いとかじゃなくて…
心の中でツッコミを入れつつも、
周りの空気に気圧された私は左端から順に男たちのアソコをペチペチと適当に触りました。

中には触れるとビクンと反応したり、しまいには半勃起してる男の人もいて正直ツラかったです…
全員のアソコを触り終えて元の位置に戻った後、斎主は私にこう尋ねてきました。

「それでは新婦の方、この中から生涯の伴侶となる者の男根を選びなさい」

すかさず右端の男を指差す私。
すると斎主は右端の男に向かって一礼をし、顔に付けていたお面をそっと取り外しました。

当然のように現れる旦那の顔。そりゃそうだ。
それから旦那は満面の笑みで私を抱擁してきました。

式場は拍手喝采。
なんだこの光景は…
そんな漠然とした疑問を頭に抱えつつ、結婚式は無事終了となったのでした。


あとで聞いた話なのですがこの男根の儀、夫の実家がある地域では古くから続く結婚式での風習らしいんです。

これを行うことで夫婦は浮気することなく、生涯お互いを愛し合えるだとかなんとか。

実際、私たち夫婦はもう結婚して10年以上経ちますが、3人の子宝にも恵まれ幸せな毎日を過ごしているので案外効果はあるのかもしれません。

ちなみに、あの時いた旦那以外の男衆は皆地域のボランティアらしいです。

新郎新婦を祝福したい男たちで毎回ボランティアの応募が殺到しているそうですが、本当にそれだけの理由で応募してるんですかねぇ…?なんて思ってしまう私でした。