2018年03月12日 09:00

【露出】とある地方の奇祭「全裸祭」に潜入してみた…(体験談)

読了時間:約 5

もう10年以上も前に参加したとある奇祭の話です。

当時駆け出しのフリーライターで旅行関連の記事を執筆していた俺は、
よく一人で見知らぬ土地に出向いては何か記事にできそうな面白いネタがないか探していました。

ある夏の日、いつものようにネタ探しで東北地方の某所を訪れていた俺は、
その日泊まる予定だった民宿の親父さんから妙なことを聞いたんです。

「あんちゃんも全裸祭目当てで来たのかい?」

「全裸祭…? なんですかそれ?」

「ありゃ、知らない人だったか。すんません、この話は忘れてくだせぇ…」

意味深な発言が気になった俺は全裸祭について親父さんに問いただしました。
親父さんはなかなか口を割りませんでしたが、
粘り強く聞き続けるとその祭りのことを少しだけ教えてくれたんです。

「ほんとは外部の人にあんまり教えちゃ駄目なんだけどね…
明日の夕方、近くの神社でちょっと変わったお祭りがあるんだよ。
どうしても気になるのなら、自分の目で確かめてくるといいよ…」

そう言って親父さんは神社の場所を俺に詳しく教えてくれました。

正直お祭りの名前を聞いた時点で大体の内容は予想できてしまいましたが、
突然舞い込んできた面白そうなネタに俺は心が躍りました。
その日の晩は遠足前の子供のようにワクワクしてなかなか寝付けませんでした。

そして当日の夕方。時刻は18時頃。
俺は親父さんから聞いた例の祭りが開催される神社へと向かいます。
民宿を出て30分ほど歩くとその神社にたどり着きました。

いや、これははたして神社と呼べるのでしょうか。
神社の周りは林で囲まれていたのですが、それに加えてあちこちに紅白幕が張られ、
入り口からでは中の様子が全くわからない状態になっていました。

「あっ、祭りに参加される方ですか?」

入り口辺りをウロウロしていた俺は受付の人と思われるおじさんに声をかけられました。
おじさんは普通に服を着ていてちょっと拍子抜け。

「あっはい、自分初めて来たんですけど…」

「観光客の方ですね! では最初に少し祭りの説明をさせて頂きますのでこちらへどうぞ!」

それから俺は運動会などで使われる大きいテントへと案内されたんです。
もちろんテントの周りも幕で囲まれていました。

「まず最初に、この祭りのことは極力他者には話さないでください。色々グレーゾーンな部分もありますので…
それからカメラや携帯電話などの撮影が行える機材は境内に持ち込まないようお願いします。」

記事にできないじゃん…と少し落胆しましたが、
俺はそんなことがどうでもよくなるぐらい中の様子が気になって仕方ありませんでした。

「以上で説明は終わりです…それでは中へご案内するので服を脱いでください!」

やっぱそうなるよな…と思いつつ服を脱ぎパンツ一枚になる俺。
さぁいざ未知の世界へ!

「あっ、パンツも脱いでくださいね。全裸祭なので」

「あっ、はい」

パンツも脱ぎ生まれたままの姿になった俺は遂に幕の内側へと入りました。

そこから先は、いままで見たこともないような信じられない光景が広がっていました。

男性も女性も、子供も老人も、みんな全裸。すっぽんぽん。
それで普通に射的や金魚すくいなんかを楽しそうにやっているんです。

知らない人が見たらAVの撮影か何かかと勘違いするんじゃないでしょうか?

みんなあまりにも堂々としているので、両手で前を隠している自分が恥ずかしくなってきました。
それから俺はフルチンで境内を軽く歩き回りました。

周りをよく観察すると、意外と若い女性もいるんです。観光客でしょうか?
ちょっと勃起しそうになりましたが前を通り過ぎたシワシワなお婆ちゃんのおかげでそれは未遂に終わりました。

「楽しんでますか?」

しばらく歩いていると、横から声をかけられたんです。
見ると先ほど案内してくれた受付のおじさんが全裸で立っていました。

「いやぁ、初めて見たけどすごいですねこりゃ…」

「これから”叩き踊り”が始まるのでもっと面白くなりますよ。ぜひ参加してみてください」

「叩き踊り…?」

なんじゃそりゃ…?と思っていると突然、ドンドン!!という太鼓を叩く音が境内に響き渡りました。
境内の中央付近にはやぐらが建ててあって、その上でこれまた全裸のおっさんが太鼓を叩き始めたんです。

「これより叩き踊りを始めますので~参加希望の方はやぐらの周りに集まってください~」

境内にアナウンスが流れました。好奇心旺盛な俺がこの機を逃すわけもなく、
ワクワクしながらやぐらの方へと向かいました。

「それでは皆様円になって~太鼓の音に合わせて前の人のお尻を叩いてください~」

「…は?」

きょとんとする俺をよそに盆踊り調の曲が境内に流れ出しました。
それに合わせて他の人々はやぐらの周りをゆっくりと歩き始めました。

「はぁ~よいしょ! ドン!!」

掛け声に合わせて太鼓が勢いよく叩かれました。
それと同時に、後ろの人が俺の尻に思いっきりビンタしてきたんです。

「よいしょ~! ドン!! あよいしょ~! ドドン!!」

ドン!べチン!ドン!べチン!のリズム音が境内に響き渡ります。
なんだこれは…と思いつつ尻を叩かれ続ける俺…

ふと、前を歩く女性が俺の方をチラチラ見ていることに気がつきました。
この女性は…さっきの若い観光客っぽい人だ!

「あの…叩いていいですよ?」

女性が不思議そうな顔をしながら言いました。

「あっ、はい…」

それから俺は覚悟を決め、他の人と同じように女性の尻を叩きました(控えめに)。

しばらくすると叩き踊りはクライマックスへ。
ドンドンドドドンと太鼓の音は激しくなり、
それに合わせて俺たちは前の人の尻を両手でバチンバチン叩きます。

「はい! お疲れ様でした~参加者の皆様に盛大な拍手を~」

まばらな拍手と共に踊っていた人々は解散していきました。
皆のお尻は猿のように真っ赤っ赤…

あとで知ったのですがこの叩き踊り、他者の尻を叩くことで
その人の中にいる悪い鬼を追い出すんだとか。ほんとかよ。

それから20時を回った辺りで祭りの終了を告げるアナウンスが流れました。
俺は服を着て若干放心状態のまま神社を離れます。

なんだったんだあれは…? 全部夢だったんじゃないか…?
そんなことを考えながら民宿へと帰りました…

その後も俺は何回か全裸祭に参加したのですが、やはり色々問題があったのか、
ある年を境に祭りは開催されなくなってしまいました。

俺は仕事柄、これまで色々な祭りを目にしてきましたが、
これより衝撃的な祭りにはいまだ出会えてないですね。

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